2025/01/17

2005年『部落学序説』を公開執筆してから20年が経過・・・

    2005年5月14日に, インターネットのブログで, 公開連続執筆をはじめた "部落学序説"・・・.今年は2025年ですから, "部落学序説" はネット上で20年間に渡って存続してきたことになります.

    "部落学序説" の内容がどのように受容されていったのか, 私は寡聞にして何も知りません."被差別部落の先祖は賤民であった" と主張する左翼主義思想の読者から誹謗中傷・罵詈雑言にさらされることが多く, 最初は, それに対して誠実に対応してきましたが, "部落学序説" の私が主張する "被差別部落の先祖は賤民などではなく, 近世幕藩体制下の司法・警察官であった" という説は, "被差別部落の先祖は賤民であった" という解釈を前提に同和対策・同和教育事業を勝ち取ってきた自負する学者・研究者・教育者・運動家からは, 彼らのいう部落解放運動の妨げになり, 被差別部落の不利益になる差別文書であるとのレッテルを貼られて, ネットの世界から抹消・削除される危機に度々遭遇させられてきました.

    最近の危機は, Gooblogの事務局から, "部落学序説" とその関連ブログ群の内容は, 法務省通達に従って差別文書として閲覧禁止・削除処分にするとの通告を受けたことです. 部落解放運動のある団体が他の団体と部落解放運動の覇権をめぐる内部抗争と思われる "裁判" 闘争の中で,私のブログ "部落学序説" が取り上げられたことが原因しているようです. 私は, "部落学序説" の中で, 同和対策・同和教育事業完了後も, 日本の社会に部落差別が歴然と存在していることを前提に, "部落学序説" の中で書く人名・地名は実名表記ではなく仮名表記にしていると宣言しているにもかかわらず, Gooblogの事務局の担当者の方は, 実名でも仮名でも関係なく被差別部落について言及することは差別に該当するので, 閲覧禁止・削除処分にするということでした. 電話で, どういうことか, 問いただすと, 私が, ブログの中である部落史研究者の方の名前と著作を紹介しているが, その名前の姓は, Gooblogの事務局の担当者の方と "同じ姓なので, その姓を部落の姓として読者に印象付けるのは, 同じ姓の人が差別の対象にされる可能性があるので差別文書になる" ということでした.

    つまり, 法務省通達の法的目的は, ネット社会から, 部落差別に関するすべての発言を封じること・・・. 以前, 
1979年(昭和54年)に, 世界宗教者平和会議で, 全日本仏教会理事長の町田宗夫(曹洞宗宗務総長)が "日本には部落差別はない" と発言したことがありますが, 町田発言が主張した内容を, 法務省通達が是認したことを意味します. ネット上から,ひいては現実の世界から被差別部落と被差別部落の人々の存在をないものにする, それが, 現代の部落解放運動の理念と目標であるようです.

    私のブログ "部落学序説" とその関連ブログ群は, 左翼主義思想の差別思想である "賤民史観" で "賤民" とラベリングされて, 被差別部落とその人々が, "賤民" のまま歴史と現実から抹消・忘却されて行くことに否を唱えました.  山口の公立図書館郷土資料室の史資料と山口の未指定地区の被差別部落の古老に対する聞き取り調査から, "被差別部落の先祖は賤民などではなく,"近世幕藩体制下の司法・警察官であった", 宗教警察でもあったと論証しました.  日本が開国し西欧諸国と国交を結んだとき, 明治政府によるキリシタン弾圧が政治問題化し, イギリス政府はキリシタン弾圧を止めないと日本との戦争もありうると脅迫され, 明治政府は極秘裏のうちに, キリシタン弾圧をしていて宗教警察 (同心・穢多) を解体し, 西欧列国がのぞむ新警察制度, 近代警察を構築して行きました. それは, 日本の国民には, 旧穢多にも旧百姓・町人にも知らされませんでした.

    私は, 日本基督教団の牧師として, 山口において, 長州藩のキリシタン弾圧についてその歴史を調べているときに, その事実に遭遇しました. かってキリシタンを弾圧した宗教警察であった "穢多" 役の当時の法に忠実にその職務を遂行していた人々の尊厳を取り戻して "穢多の末裔" がその歴史の真実を知る必要があると訴えるために, "部落学序説" とその関連ブログ群を執筆しました.


    それから20年が経過・・・. "部落学序説" の内容を自己検証するために, 2013年以降, インターネットの日本の古本屋経由で, 部落史関連の史資料, 論文集・研究書や, それに関連した法学・政治・経済・外交・文化人類学・民俗・哲学・宗教学・医学・・・など他分野に渡って収集, 現在3600蔵書していますが, いまだに, "部落学序説" とその関連ブログ群の内容を全面否定するような文献に遭遇したことはありません. 20年間も,誹謗中傷・罵詈雑言の暴風雪にさらされてもネット上で存続し続けてきた "部落学序説" は, Google翻訳に耐えれるものにすることで, 日本の "部落差別" について知りたいと思う英語圏の人々に, その歴史の真実を語り続けることができると思っています.


       

部落民がいなくなると部落差別はなくなるのか・・・?

     今朝, ルターの独訳聖書を読んだあと, 川崎修著 "ハンナ・アーレント" を読んでいました. その中に, ショッキングな言葉がありました.     "ユダヤ人を憎むのにユダヤ人をまったく必要としない"     それで, 私は, こ...